取り組み
成田 地域情報 | Narita Reporting(以下 当サイト)は、地域情報の配信と共に、地域の、インターネットに対するリテラシーの向上に努めます。
リテラシー
ある分野に関する知識、教養、能力です。
つまり、インターネットに関するリテラシーとは、インターネットエクスプローラー(IE)等のブラウザ(閲覧)ソフトや、メールなど、インターネットの仕組みをどれだけ理解され、利用されているかということです。
■現代のインターネットとは?
ADSLや光回線などのブロードバンドの復旧により、月額定額で常時接続が可能になってきました。
数年前は、インターネットは電話代とプロバイダーの代金が「従量制」で使えば使うほどお金がかかるという現状でした。
パソコンの電源をつけても、ダイヤルアップ接続を行わない限り、インタネットには接続できませんでした。
しかし、今のインターネットは回線使用料とプロバイダーの利用料は定額で、セットになって販売・契約されることが多くなってきています。
常時接続が可能なことにより、パソコンの電源をつけて、インターネットエクスプローラーに代表される閲覧ソフト(ブラウザ)を起動すると、自動的に検索エンジンが開きます。
この時点であなたのパソコンは、インターネットという「荒野」に孤立して存在することになります。
□パソコンの電源をつければ、そこは「荒野」
インターネットはもともとこのような世界的なネットワークではなく、
拠点と拠点をつなぐもので、ユーザーも限定された小さい世界でした。
それがいつの間にか大きくなり、仕様・規格がほとんど変わらないまま現在に至ります。
そのときには想定していなかったさまざまな「欠陥」が出てきています。
急速に発展してしまったインターネットでその欠陥を直そうとすることは少ないです。
そのような中、インターネットという荒野の中で、正しく安全に使っていけるような、
「インターネットリテラシー」を身につけることが重要になってきています。
■ワンクリック、それは情報の提供
検索エンジンを立ち上げて、キーワードから情報を検索します。
この瞬間でパソコンの情報からあなたの身元まで「実は」送信していることになります。
インターネットの仕組みのひとつにIPアドレスというものがあります。
IPアドレスは原則重複が許されない仕組みになっています。(例外はあります)
IPアドレスはインターネットプロバイダーから提供されます。
そうです、名前などを記入し、店頭などで契約した「プロバイダー」です。
つまり、IPアドレスを送信するということは、個人情報を送信するということになりますが、
WEBサイトはIPアドレスしか認識できません。
インターネットプロバイダーはIPアドレスの提供を行いますが、
無条件で行うということではなく、契約者に通知されたIDとパスワードから判断して提供するかどうかを決めます。
その情報が認証されれば、IPアドレスが提供されるわけです。
つまり、サイト運営者Aさんが、インターネットプロバイダーB会社に
A:「2008年10月12日22寺~xxx.xxx.xxx.xxxのIPアドレスを使った人を教えてほしいんだけど」
B:「それは成田市○○○○○○にお住まいのCさんです」
という会話が成り立ってしまいます。
個人情報保護法案という法律のために、この会話が成り立つことはほとんど皆無ですが、
このようにサイト運営者Aはプロバイダーを通すことにより、身元が判明できるかもしれないことになります。
逆を言えば、誰がどのサイトを閲覧したかは、インターネットプロバイダーはわかっています。
ワンクリックでIPアドレス以外にさまざまな情報も送信します。
・クッキー
・セッション
以前流行した、「ワンクリック詐欺」というのを覚えていますでしょうか?
迷惑メール等に
http://www.akuinoarusite.com/?IUEXQIRXIQNRXUINQUREXIQNX09412NIN
このようなURLが書かれているとします。
URLをクリックしホームページを開き、サイト内ボタンなどを押すと、
——————————————–
あなたのアドレスはxxxxxx@aaaaabbbbb.comです。
プロバイダーは、△△△△△△会社です。
期日までに○万円お支払いください。
——————————————–
と出る仕組みになります。
一番単純な例から順を追って説明します。
http://www.akuinoarusite.com/?IUEXQIRXIQNRXUINQUREXIQNX09412NIN
このURLの内容は、
http://www.akuinoarusite.com/?
というページに、「IUEXQIRXIQNRXUINQUREXIQNX09412NIN」という情報を渡すという仕組みです。
この文字列の内訳は、「IUEXQIRXIQNRXUINQUREXIQNX09412NIN」と「xxxxxx@aaaaabbbbb.com」がイコールであるということです。
そして、送信されたIPアドレスにより、プロバイダーが判明するということです。
このような迷惑メールの場合、IUEXQIRXIQNRXUINQUREXIQNX09412NIN、この部分はメールアドレス毎に変わり、それぞれのユーザーが判別されます。
これが一番簡単な例です。
次に、怪しいと思ってURLを削った場合、
http://www.akuinoarusite.com/?IUEXQIRXIQNRXUINQUREXIQNX09412NIN
このページを開き、直感でワンクリック詐欺だと認識し、http://www.akuinoarusite.com/と、?以降を削りサイトを開きます。
そして、次のボタンをおすと、
——————————————–
あなたのアドレスはxxxxxx@aaaaabbbbb.comです。
プロバイダーは、△△△△△△会社です。
期日までに○万円お支払いください。
——————————————–
と出てしまうのです。
いったいなぜでしょうか?といったところにインターネットの仕組みがあります。
一度、http://www.akuinoarusite.com/?IUEXQIRXIQNRXUINQUREXIQNX09412NINとアクセスすると、
IPアドレスと関連付けられて、そのIPアドレスからアクセスした場合は、xxxxxx@aaaaabbbbb.comであると認識されるわけです。
また、一度アクセスしてしまうと、クッキーという、ブラウザに保存されサイト側が読み出せる仕組みから利用者の判別は簡単になります。
つまり、一度http://www.akuinoarusite.com/?IUEXQIRXIQNRXUINQUREXIQNX09412NINとアクセスしてしまうとほとんど逃れられないことになります。
では、はじめからワンクリック詐欺のサイトだとわかり、
http://www.akuinoarusite.com/
とアクセスした場合、これも情報を読み取れる場合があります。
メールがHTML形式で送られて、その中に小さくわからないような画像があるとします。
動的(つまりプログラム)に出力された画像です。
同じ文字列か別の文字列か
http://www.akuinoarusite.com/img.cgi?IUEXQIRXIQNRXUINQUREXIQNX09412NIN
とすることによりプログラムから作られた見えない画像をメールソフトが閲覧したとします。
そうすると、IPアドレスがわかっているので、そこから紐付けられた利用者だと断定され、
サイトを開きボタンを押すと、
——————————————–
あなたのアドレスはxxxxxx@aaaaabbbbb.comです。
プロバイダーは、△△△△△△会社です。
期日までに○万円お支払いください。
——————————————–
と出てしまいます。
細心の注意をもってしてもこれを防ぐのは難しいと思います。
■無線LAN
無線LANのセキュリティは大丈夫ですか?
多くの方がWindowsを使われていると思います。
毎週のようにWindows Updateを行い、ウィルスソフトも入れて、パソコンのセキュリティは万全という方も多いと思います。
しかし、無線LANのセキュリティはどうでしょうか?
無線LANは有線LANと違い、Hubと呼ばれる装置もLAN線もいらないため、比較的自由で安価に導入できる場合が多いです。
無線は目に見えづらいものですので、つながっているかどうかわかりません。
あなたの知らない第三者が勝手にあなたの無線LANを使うことができてしまうのです。
有線であれば、使われているかどうか目で確認できますが、
無線LANですとなかなか簡単にはいきません。
もし、悪意をもった第三者が不正アクセスなどを行うと、
第三者ということを立証できない限りあなたの罪になってしまいます。
■携帯電話の機種情報
携帯の3キャリアDoCoMo,AU,Softbankの3種を持っている方は非常に多いと思います。
メールやインターネットをやっている方も非常に多いといえますね。
携帯電話でのインターネットの仕様なのですが、
携帯電話はパケットという仕組みがあります。
サイト運営者から見ると、1台の携帯からの接続なのに、たくさんのIPアドレスからのアクセスがあるかのように見えます。
携帯の場合は、圏外や基地局が変わったりするので、常時接続が難しいのです。
細かく通信をパケットという単位にわけて送受信を行っています。
IPアドレスが特定されなければ個人と特定できないかというとそうでもなく、
「機種情報」というのが、AU、Softbankの2社は自動的に、DoCoMoは送信するときの選択で送られてしまいます。
さらに、DoCoMoの場合は、imodeIDという新しい仕様が登場しています。
これは加入者ごとの情報で、機種変更しても同じものが送られてしまいます。
iメニューからこれらの情報を送信するかは選択できますが、
AU,Softbankとの違いは機種情報ではないということです。
SNSサイトで、「かんたんログイン」というのがありますが、
こういった仕組みを利用して、IDとパスワードを入力しないでログインすることができるようになっています。
■フィッシングサイト
インターネット喫茶にかかわらず、自分のパソコンを他人に貸すというのはよくありません。
それは、簡単にフィッシングサイトを作れてしまうからです。
金融機関などの重要な情報の場合は、SSL(httpsというhttpの後にsがつく)サイトになっています。
たとえば、mixi.jpではこのようなSSLは別の場所になっています。
mixi.jpというのはドメイン名と呼ばれ、サイトにアクセスする前にブラウザなどのインターネットソフトは、mixi.jpからIPアドレスを解決させてからアクセスします。
人には、成田市市役所といえば場所の理解はできますが、コンピューターは住所から場所の特定はできません、
位置情報(GPS)などの情報から地図の場所を特定します。
住所→緯度経度→地図の場所と同じように、ドメイン名→IPアドレス→サーバーとなるわけです。
このドメイン名をIPアドレスに解決させるものはDNSサーバーと呼ばれます。
そして、DNSサーバーは簡単に作れてしまいます。
具体的なやり方は掲載しませんが、パスワード無しの共用のパソコンでは簡単に実現できてしまいます。
クレジットカードのように絶対に貸してはいけないものではないですが、
こういったことができてしまうという現状を理解してください。
■中学生の皆さんへ
携帯を持つということは、自分だけの窓口を持つのと同じことです。
友達があなたに電話をかける番号が、家の電話番号から携帯の電話番号に変わりますね。
誰も知らないところで電話をかけたり受けたりすることができます。
携帯電話の料金は非常に難しいものになっています。
ソフトバンクのホワイトプランはソフトバンクに電話をかける限りは1時から21時まで通話料はかかりません。
相手がソフトバンクであることがわかっている場合は定額料金ですが、もし相手がソフトバンク以外の電話の場合はどうでしょうか。
もし、知らず知らずに21時以降も電話をしていたら、請求金額は膨大なものになります。
MNP(モバイルナンバーポータビリティ)というのがあるので、電話番号が変わることなく携帯会社を変えることができます。
顔をあわせることの少ない夏休みなどでは、通話は多くなるかもしれません。
そのときこそ機種変更するタイミングでもありますので、注意しなくてはいけません。

